DOMAINE MEO−CAMUZET
ドメーヌ・メオ・カミューゼの歴史は古く、今世紀初頭すでに設立されていて、その
ときの当主であったエテイエンヌ・カミューゼはその当時、1902年から1932
年までコート・ドール県選出のフランス議会の代議士であって、クロ・ブージョでも
最もすぐれた場所の畑を所有していました。
かれの娘のマリア・ノワローはブドウ畑を相続したものの子供に恵まれず、後継ぎが
いなかったため、1959年の死後もっとも近い親戚で、ドゴール大統領の内閣で働
いていたジャン・メオにドメーヌを残し、ドメーヌを引き継いだジャン・メオはパリ
で石油化学分野の仕事につきながら、樽で地元の商人にワインを販売していました。
ここのドメーヌはアンリ・ジャイエと関係が深く、アンリ・ジャイエは1945年か
らメタイヤージュ(折半耕作)という制度のもと、このドメーヌのブドウ畑とワイン
製造をまかされていました。 ジャン・メオの息子のジャン・ニコラ・メオはパリの
ビジネススクールで経済学を学び、銀行に勤務していましたが、1988年、実家に
もどりクリスチャン・フォーロアとともに、アンリ・ジャイエの指導のもと1989
年よりドメーヌを引継ぎ、みずからワイン造りをはじめました。
ここのドメインのワインは果実味にあふれ、構築がしっかりしていて風味に深みがあ
り、酸もしっかりしていて、長い熟成にたえられるように作られています。ブドウ畑
では有機栽培をとりいれ、一定面積あたりの収穫量を減らし、凝縮度を高めていま
す。収穫はシステマチックに行われ、死にかけた苗や、熟していないぶどう、ボト
リィテス菌におかされたぶどうは取り除かれ、完熟したぶどうのみを厳選し、100
%除梗されタンクに入れて、果汁は15度Cで3日から5日、発酵がはじまるまで浸
積されます。自然酵母を用い、発酵中の温度は臨界温度(34から35度C)を超え
ないように維持されます。プレスのあとオークの新樽に移され18ケ月熟成後、ビン
詰めされます。オークの新樽はワインをゆっくりと酸化させナチュラルな樽香を与え
ますが、この樽はフランソワ・フレール製のベルトランジュのオークを使用している
ようです。そして清澄はされず、すべてノンフィルターでビン詰めされます。グラン
クリュ、プルミエクリュは100%新樽でブルゴーニュ・ルージュは50%新樽、パ
ストウ・グランは1度使用した樽を再使用しています。
アンリ・ジャイエと新たに2003年まで、顧問契約し、今年の秋には97年のエ
シェゾーが輸入される予定です。
TOTAL 14ha
RICHEBOURG( 0,35ha 35/45years) |
CLOS VOUGEOT(2,90ha 40%of75years 60%from12to35years) |
CORTON (0,45ha 65years) |
VOSNE ROMANEE (AUX BRULEES) (0,70ha 65years) |
VOSNE ROMANEE (AUX CROS PARANTOUX) (0,30ha 40years) |
NUITS ST GEORGES (AUX BOUDOTS) (0,50ha 50years) |
NUITS ST GEORGES (AUX MURGERS) (0,75ha 25to30years) |
VOSNE ROMANEE (LES CHAUMES) (1,20ha 15to50years) |
VOSNE ROMANEE (1,40ha 20to30years) |
NUITS ST GEORGES(0,55ha 40/50years) |
BOURGOGNE (0,75ha 13years) |
BOURGOGNE PASSETOUTGRAIN (0,50ha 13years) |
HAUTES COTES DE NUITS BLANC (3,60ha planted in 90,91,92) |
ドメーヌ |